移住促進だけじゃない多岐に渡る活動
NPO法人設立時の目的や、設立後の活動から、島内外からは「移住」の団体をみられていますが、実は活動全体のうち「移住促進」活動の比率は年々下がっています。これは、「移住促進をやめた」わけではなく、それ以外にやるべきことが沢山あったからです。
私たちは、”移り住む方が増えれば地域が良くなる”とは思っていません。もちろん新しいことを生み出したり、それによって地域に刺激を与えてくれたりということはありますが、その前にやらなければならないことが多くあります。
例えば、地域に住める家が無ければ、転入はできません。外の人を受け入れるためには、住宅の掘り起こしが不可欠です。
また、地域の人が笑顔じゃない地域に人は行きたいと思えるでしょうか。
表面的な課題から地域の本質的な課題を発見し、地道に活動を行う。
そういった活動を何年にもわたり行ってきたことで、現在は「移住以外」の活動が増えてきました。これからも活動するにあたっては「何が問題か」を常に考え、将来的に島の人が穏やかに、笑顔になれる社会を目指しています。
<現在の主な活動>
- 移住・定住促進活動
- 空き家・空き地活用事業
- 雇用対策事業
- 小豆島中央高校との連携事業
- 都市部大学との域学連携事業
- SDGs・ソーシャルグッドな活動[ゴミ問題・リユース活動]
行政や関係機関・団体との連携
この活動は、小豆島町、土庄町が掲げる人口減少問題の一環、ならびに二町からなる移住・交流推進協議会の中心施策として位置付けられています。
移住相談窓口や移住に関するPR活動、空き家バンクの活用促進などを両町の移住定住担当課ならびに、関連する課と日々連携を図りながら移住・定住に関わる事業を行っています。
また、両町の地域おこし協力隊との協働作業も週2回程度行い、ガイドブックの制作や、共催イベント企画・実施、オンラインセミナーでのインプット等、数多くの時間を共にすることで、現状を打破するためのアイデアを一緒に生み出しています。
島の中の多様な構成員
当法人の理事・役員は、若年から年配者まで豊かな経験を有し、平均年齢46歳、地元出身者と出身の異なる移住者とで構成された多様性のあるメンバーです。
さまざまな経歴、専門性を持つメンバーたちと共に、地域が抱える移住者受け入れや空き家・空き地の問題を誠実で前向きな活動で解決していきます。
体験施設の自主改修
移住体験施設2棟を自らリノベーション。
これは、地域住民に対して、放置されている空き家の有効活用を提案するだけではなく、移住希望者が空き家の改修を検討する際のモデルとして、そして島でのあたらしい暮らしを想像していただけるようにと実施しました。